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身近な怒りを文字に
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 ついに先週金曜日をもって『ムーブ』が終わった。

放送局側の都合とはいえ、なんとも腑に落ちない時期の終わり方である。


 しかし、先週は『ムーブ』本来の内容の濃い部分があって、快かった。

世の中の矛盾を鋭く追及している姿勢は久々である。

その内容とは、すごく皮肉でもあり見上げたものだと思った。

上司、特に幹部や親会社がよくGOサインを出したと思う。




  昨年暮れから、大企業と言えども派遣切りが進んでいる。

また下請け業者いじめも氾濫している。

それを今のメディアは、鬼の首を取ったかのように非難している。

しかし、、、、。

その派遣切りにしろ、下請け業者いじめが当たり前のように常態化しているのは、

正しくテレビ業界である。

他人を責める前にテレビ業界はどうなのだろうか。

同じ現場で仕事していても、テレビ局職員と下請けでは4分の1位の報酬である。

いわば土建業でいう、『監督だけ正規職員であとは日雇いのような感じがした。

また収入も広告収入だけという、民間企業とは信じられない構成になっている。



魅力ある番組づくりとは?

未来のテレビ局の姿とは?

信じられないテーマだけれど、テレビ局としては避けては通れない内容である。

それはこの朝日放送1社に限ったことではない。

最近テレビがつまらなくなっている、そう感じるのは

『スポンサーを向いて』『視聴率の取れる』に走りすぎていないだろうか。



 番組最後に、テレビカメラがスタッフの面々をとらえていった。

みんな若い。

だから、4年半もこんな番組が、関西ローカルだといっても可能だったんだ。

東京ではとても創れないし、放送もできない。

活気があった。

若さゆえの荒削りの箇所もあった。

しかし、視聴者の今の心をとらえていたと思う。




この『ムーブ』という番組は確かに今の世の中をたえず痛烈に非難してきた。

しかし、見ている視聴者が普段疑問に思っている事を取材し放送してきただけである。

 年金問題も1通のはがきから取り上げられ、

社会保険庁のフシダラな体質をあぶり出すきっかけになった。

 大阪市の厚遇問題も、中抜けてサボっている職員の追跡もこの番組が火をつけた。

視聴者もこの放送局、この番組だから真摯に応え取材してくれるだろうと、、、。

確かに取材されるほうにも都合はある。

完璧に仕事しろとは言えないにしても、税金で生計を成しているのにもかかわらず、

取材から逃げ回ったり取材拒否している職員や幹部。

取材する記者の後ろに視聴者、庶民の目が有るという事を見くびっている。


そんな横柄な態度や社会の澱みに日を当てた功績は大きいと思います。


  
 自分批判として『記者クラブ』にも一石を投じていました。

放送局としては、耳が痛いことのひとつだったと思います。

でもそういう、いろんな問題をクリアーして、

いつか『ムーブ』のような魅力ある番組を創り放送できる放送局として、

視聴者の前に戻って来て欲しいものです。



  ありがとうございました『ムーブ』に関わった全ての方々。




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