忍者ブログ 私の中の微風Ⅱ 法令とは守るべきものでは?!
身近な怒りを文字に
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    最近『法令』の何倍だが、健康に直ちに影響するものではない、
としきりに、政府や保安院のお偉方や評論家が、のたまっている。
しかし国民の大多数は、そんな言葉など本当は誰も信じていない。
直ちに、、、に影響はなかったとしても将来出てくる可能性もある。
水俣病など数多く例がある。
たとえ少量でも放射能物質で汚染されていては、
直ちに影響は無いと言われても食べられるものではない。
『大丈夫』という言葉やX線検査より『絶対安全』という言葉が、
政府や官僚が言えば言うほど『うそっぽく』聞こえるという事を、
ここ数年の間に国民は学んでしまった。
大丈夫、大丈夫といわれるたびに余計不信感がつのる。
歴史的過去の津波も顧みず、今回の『津波』は想定外という言葉で、
全ての責任を逃れると思ってるのだろうか。
案外これくらいの想定で無事やり過ごせたら、
ラッキーなんて安直に考えていたのではないでしょうか。
人間、誰しも最悪なんて考えたくないものです。
でも大企業や政治家としての地位も名誉もある人が、
過去に有った事も見つめないで、よくも絶対安全なんて言えたものではないはず。
地震、津波、他国の原発事故など、他人事だったのでしょうか。
100%民間会社ではない寄り合い所帯のいい加減さが見え隠れする。
現場では死と直面するような毎日でしょう。
後遺症の心配もあるでしょう。
でもなんだか幹部たちは、別世界の事のような対応に、
不思議なものを見る気がする。


   今回もっと不思議で不審に思う事がある。
そもそも法令とはいかなるものなのだろう。
難しいことは分からないが、国民が安心安全に過ごせるように、
国家国民が最低限度守らなければならない秩序だと考える。
この考えには個々考えがあるだろうが、
せめて制定した組織は最低限度、いや率先して遵守しなければならないと考える。
なのに毎日のように原発事故に関し、『法令濃度の10~100倍でも大丈夫』だと。
えっ!!!!!!!!!!!!!!
えっ??????????????

   そもそも法令って守るべきものだと考えていた。
身近なことだと、『ネズミ捕り』がある。
わずかなスピード超過にも、隠れて警告もなく容赦なく捕獲する。
法令のわずかなオーバーでも、現場の警官は訊く耳を持たない。
わずかでも法令違反だから仕方ないと、庶民は諦めて反則金を支払っている。
なのに原子力発電所に関し、国家や関連省庁は
そもそも『地震』や『津波』からは絶対安全だと言ってた。
また想定外の地震や津波なんて考えていないから、
なんのリスク管理もしていないだろうし、
またぬけぬけと今回の地震は想定外だから、
事故が起きても仕方ないと言い切っているように聞こえる。
もしも、、、という事は、誰しも考えたくないのだろう。
自分たちが定年まで無事過ごせたらという様子や、態度が見え見えである。
その幹部たちの『不作為』は何万人もの人々の暮らしを犠牲にしている。
また日本国の信用も無くしている。
誰もが羨ましがる企業のトップであるが故の油断や奢りにしては、
あまりにも認識が甘すぎる。
『法令』を遵守し、社会の秩序の守るべき政府や官庁、
その『法令』を超えているが大丈夫、で全てを済ませようとしている。
『不作為の犯罪』にも相当する今回の原発事故の後始末のお粗末を、
国家と評論家や学者たちが曖昧にしようとしているのか。
そもそも『法令』があるのに、法令を超えても大丈夫だと言うのなら、
何のための法令なんでしょうか。
ただ単なる『目安』なんでしょうか。
国民には『法令』はある種、絶対的なもの。
でも『国家的企業』の犯罪というべき不始末に関しては、
保安院という訳のわからない組織やお抱え評論家が『大丈夫』だと言って、
『法令』を骨抜きにしているようにしか思えてならない。
本当に大丈夫なら、20km圏内に政府の対策本部を移せばいいし、
そこの野菜を国会内の食堂に出せばいい。
今になって計画避難しろなんて言ったりして、、、。
どうも言ってることや、やってることのあいまいさが不安を増す。
いやいや少しずつ小出しにする事で、事の重大性を曖昧にするのでしょうか。

   他の事でも役所、官庁は絶対自分たちのミスを認めようとしない。
計画して推進し、事故が起きる頃には、
当事者たちは別の組織でぬけぬけと生活しているか退職している。
責任有る立場に無いと言いながらも、やはり道義的責任は有るはず。
私財を叩いてでも責任の一環をとるべきである。
現役時代はふんぞり返って良い目をしているのだから、、、。

   地震や津波などあって当たり前の地震国日本。
それなのに人間は、日本は、特に東電の幹部たちは、
自分たちが退職するまでは何事もないだろうという甘えや、
天災や自然に対し奢りがあったのではないでしょうか。
いやいや自分たちの定年までは、何事も起こらないだろう、、、と。


   原子力を非難するわけではありません。
国民としてじゅうぶん恩恵を受けて生存しているわけですが、
そこに当然『是』もあれば『非』もあるはず。
この原発事故があるまでは、
原発は他の電力発電より優っているとのかなりの告知や風潮がありました。
co2の問題、コストの問題など今になって考えれば、
データーを原発推進派の政府や電力会社に都合のいいように操作し、
電力会社や関連省庁に刷り込まれていたように思う。
花を愛する者としては、c02が植物の生育に不可欠なもののひとつで、
悪?ではないはずとの認識が有ります。
地球温暖化の原因と言いながらも、今冬の冷夏はどう説明するのでしょうか。
またコストに関しても、『ランニングコスト』だけを捉えて、
メリット面だけをより強調して告知刷り込みをしていたようにしか思えない。
建設、賠償、そして災害がなくても廃炉するにあたっての費用などは、
この『コスト』に試算されているのかどうか疑問である。
『原発』と共存の市町村の繁栄ぶりを見るに、
その費用が火力発電より費用が安くなるというのは、不思議である。
そうした費用は原発関連とは別費用なんでしょうか。
原発を推進するが故の、推進派の学者たちの都合のいいデーターばかりを、
積み上げていたようにしか思えない。
どんな物にも『是』も有れば『非』もあるはず。
なのに原発事故が有るまでは、『原発は完全無欠』な存在で、
無ければ今の快適な生活は確保できないような操作も見受けられた。
学校教育やテレビなどの媒体を使い、あらゆる場面でそう刷り込まれていたように思える。
ちょうど隣国の『社会主義国』の思想教育のように、、、。

   今こそ自然の脅威に対し、人間は謙虚にならなければならない。
過去何度となく繰り返される自然の猛威に対し、立ち向かうだけの術ではなく、
自然と共存するように、生活を見直すべき時期になっているのではないでしょうか。


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