市役所広報なるものが、ポストに入っていた。　
いつもなら地域の行事などを見たら、すぐ捨てていた。
ところがあるページで眼がとまった。
なんと当市の職員の給与が細かく表示されていたのである。
九州のとある市でも市民に公開されていて問題になっていたが、
当然だと以前から思っていた。
なぜ公開しないのかと。
市民の血税で生活しているのだから、公開して当然である。
また市民に説明する義務さえあると思っている。
さてその内容を見て、呆れかえっている。
まず上の表を見て、ここはどんな組織なの?と言いたくなる。
国家予算の事業仕分けで、某組織が事務員一人に、
年収1500万円高級役員が十数名もいるというほど酷くは無いが、
これって仕事をマジにしている組織なの?と言いたくなる。
『管理者』ばかりで、実質の仕事は臨時職員ばかりがしているのか?と言いたくもなる。
それとも『役職名』が無いと、仕事が出来ないのだろうか?
ハクが無いと、出来ないのだろうか?
『役職名』が付くと、当然そこに『手当て』が付く。
民間なら『名ばかり店長』のようなものがあるが決してこの制度を褒めてはいない。
しかしその『手当て』を付けないと仕事をしない『公務員』への『ご褒美』なんでしょうか?

公務員であろうが、民間企業であるうが組織のために仕事をするのは当たり前。
　　そういえば、先日の地元関係者への、市役所の説明会での事。
説明を受ける地元市民が5人しかいないのに、
担当部署4箇所のそれぞれの上司と部下8人が来ていた。
何しに来たの?というほど、個人の仕事分担をしていて、
こんなのシッカリした者が二人ほどいれば済む事ではないのかと思った次第です。
部下の説明が要領を得ず、思わず突っ込むと上司が最初から説明し直す。
なんだ、最初からお前がヤレやと言いたくなる。
時間ばかりが過ぎていたけれど、これもよくよく考えると、
時間外手当の事を見込んでの仕事ぶりなんでしょうか。
民間人一人でできる仕事を何人でしたら気が済むのか???

標準職員名	職員数	構成比
事務員・技術員	15	0.9
主事補・技師補	78	4.8
主事・技師	351	21.4
主任・技師	534	32.6
係長	289	17.6
課長補佐	157	9.6
課長	136	8.3
部長・室長	59	3.6
局長	21	1.2
計	1640	100.0

　　それにしても『事務員・技術員』の数より、
『局長』の数が多い組織って、どうなの???
また組織の三割が『主任クラス』って、皆さんそんなに偉い方ばかりなんでしょうか。
先日の『お願いに参りました』とやんわり言いながら、
『もし利けなかったら、どうなるの? 強制収用なんでしょう?』との問いに
『まあ、そういう事にもなりますね』だって。
どこまで弱い者には、真綿で首を絞めるような言い方をするのか。
言葉はやんわりしてけれど、どうも『上から目線』の姿勢は直っていない。



　　そしてこの次の内容を見てもっと驚いた。
皆さん高給取りばかりである。
市民が年末を過ごせるかどうかのご時世に
ボーナスもこの不景気にもかかわらず、きっちりと出る。
　
　　教員、消防職員、清掃職員が高いのか、
と思いきや、守衛の方が高い。
当然夜勤手当、その他の手当ても含めての総額である。

　　月に一度、市役所本庁へ行く。
どこに居るかというと、二階建て駐車場の入口の詰所でたえず2～3人で駄弁っている。
市民が勝手に入って、勝手に出る。
なんの誘導もしないし、案内もしない。
もちろん駐車場の空いている箇所の把握もしていない。
代金の精算なんて事もしない。
ただ詰め所で駄弁っているだけ、としか見えない。
ほかに仕事らしい事をしているのを見たことない公務員である。
もしかしたら『先生方』と呼ばれる方々の前では、直立不動でいるのだろうか。
何事もない、平静を保つ。
それが彼らの仕事とはいえ、完全にぬるま湯に浸かった生活をしているようにしか見えない。
それも高級を貰って、、。
民間の守衛など薄給でもっとまともに仕事している。
せめて正面を見ていられないのだろうか。
こんなのだったら、居なくても良い。
超過勤務、危険手当、夜勤手当などの制度があって、
なお守衛が高いのなら、消防職があまりに可愛そう。
　　そして摩訶不思議なのは、こんな職員よりまだ高いのは『一般行政職』である。
たぶん『役職手当』の上乗せでこんな高級盗りになっているのだろう。
本来なら、どんな仕事でも『同一賃金』であるべきである。
得意不得意はあっても『その仕事』をするからには、
上下関係があってはならない。
その仕事をして、その対価を得るだから。
ただその身の上に関わる危険度に差はあっても仕方ない。
でもこの組織の給与体系はどうも理解しがたい。
『本庁務め』が高い!!!と勘繰って、間違いなさそうである。

区分	小区分	平均年齢	平均給与(千)
一般	行政職	42.4	462
技能労務職	清掃職員	38.8	433
同上	給食職員	39.2	308
同上	守衛	40.6	461
同上	用務員	44.5	362
消防職		40.3	437
高校教員		46.8	491
幼稚園教員		46.2	417

そして『手当て欄』でこのなんとも不可解な給与体系の原因の一端を垣間見たような気がした。
以前どこかで聞いたように文章。
『特殊勤務手当』とは
『著しく危険、不快、不健康、または困難な勤務に従事した職員に支給』
まさか、窓口業務で支払ってはいませんよね。
貰いたいのは、市民の方ですよ。
窓口へ言っても挨拶もしない職員に対し、不快なのは市民の方です。

　えっ、先日の8人の職員『不快に思い』をしたといって、手当て貰ってませんよね。
不快な思いしたのは、こちら市民なんですから。